そもそもリハとは何なのか
リハ、とは、リハーサルのことです。
練習とか、最終確認とか、そんな意味みたいです。
リハには2つの意味がある
バンド活動に於いては、リハには2つの意味があります。
だからバンド活動に慣れてないと、え?どういう意味?みたいになってしまうこともあります。
まず、第一の意味。
「今度の日曜にバンドのリハがあってさぁ」な〜んて言うと、バンドの練習のことを指します。
バンドの練習に使うのが、リハーサルスタジオ、リハスタ、です。
まぁ、この話はここではいいんです、もうこれ以上解説しません。
このサイトではあまり関係ない話だったりもします。
バンド練習は、各バンドさんでやって下さいませ。
ライブのリハとは
そしてこのサイトで重要な、リハの第二の意味。
それが、ライブ前のリハーサル、というものです。
ライブが決まりました、当日ライブハウスに行きました、で、お客さんを入れて本番の演奏をするんですけど、その前に、「リハーサル」を行うんです。
これは、バンド練習という意味ではないです。
音の最終確認、みたいなものです。
バンドさんがちゃんと演奏できる様に、そしてライブハウスのPAシステムからちゃんとバランスの取れた音が出力できる様に、最終確認と調整を行うのが、ライブ前のリハなんです。
バンドの練習という意味ではないので、お間違えのない様に!
よくライブのリハの時間で、バンド練習をしようとする人たちがいるんですが、「リハだから練習?」っていう勘違いをしているのかもですね。
バンド練習は、ライブハウスに来る前に、どこかで済ませておいて下さいね!
じゃないと、お金も時間ももったいない。
リハは音作りの場なんです
ライブ前のリハでは、具体的には、演奏者が演奏し易い様な「なかおと」環境を作ります。
そして、最終的に観客の耳に届く「そとおと」を作っていきます。
それらの兼ね合いで調整していく場が、リハです。
音の確認、という感じ。
ボーカルさんが自分の歌ってる声が自分に聞こえないと、音程が合ってるか合ってないかが分からないので、歌えませんよね?
そして、ベースの音が聞こえないと曲の進行が確認できず、自分も演奏できない、というのがあったりもしますよね?
だから、ステージに立っている人たちが演奏し易い様に、音量の調整やPAからの「返し」を調整するのです。
そして、バンドさんの演奏の魅力を余すことなく伝えるべく、PAさんはバランスを取って音をホールに出力できる様にするんです。
リハなんて適当でいいです、っていう人もいますが、そうはいきません。
ちゃんとしたライブなら、リハはちゃんとやるんです。
ライブのリハの意味がわかれば、何をしなければならいのか、何をするべき場なのか、がわかり、現場での作業などがスムーズに行きますね。
リハがスムーズなバンドさんは、ライブハウスから歓迎されます。