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なぜPAオペレート付きのリハスタ利用なのか

土日祝日の店のサービスとして、セッションやライブなどのイベントが入っていない日程で、PAオペレート付きのリハスタ利用というのを、用意しています。

ライブのリハの時のように、音のバランスをとって、「中音(なかおと)」の聞こえ方を確認しながらバンド練習ができる、というものです。

これは、普通にバンドさんがライブをやるにあたっての練習ということでも意味があるし、特にライブ慣れしてないバンドさんなんかにとってはとてもいい経験になるし、ってことで、かなりオススメのサービスでして、是非色んな人に使ってもらいたいのです。

皆さんにわかってもらいたいのですが、ライブの時にリハをやってて、音のバランスとか音作りとかで、その場で今更言ってももう間に合わない、っていうことなんです。
それをライブの時に、よく感じているんですよ。

まず、PAオペレートにより正しく「外音(そとおと)」のバランスを作っても、その正しさに慣れていない人が、結構いるんです。
私も初心者みたいな人とバンドを組んだりしてリハスタに入ると、やたらと自分の音量を上げる人っているんですよね。
バンド慣れしていないから、自分の音ばかり大きくないと演奏できないんです。

そういう人って、リハスタの時点ではまぁ周りのメンバーもあまり言わないから、それでいいと思って毎回自分ばかり爆音でやっていたりします。
そのリハスタ内の音量バランスは、関係なし(苦笑)。

が、ライブとなると、その爆音じゃ音のバランスが取れないので、当然「音量を下げて下さい」となる訳です。
そうすると、「自分の音が聞こえない」と言ってくる訳です。

だから、正しいバランスの時に自分にはどの様に音が聞こえてくるのかを経験して、理解してもらい、その中で演奏することに慣れてもらわないといけなんですね。
そしてそれがライブの当日にやっとわかるんじゃ、もう遅いんですよ。

だから、このサービスを使って、事前にわかっておいてもらいたいんですね。

 

そして、音作りのことも、そうです。

まず、ギタリストさんで、パッチごとの音量バランスが取れていない人が、結構います。
クリーントーンで爆音、歪みで音が小さい。
バッキングで爆音、ソロが小さくて聞こえない。

これ、本当に多いんです。

これをライブ当日に指摘しても、マルチエフェクターの設定がいきなりだとできない、とかになってしまうんですね。
仮に設定ができるとしても、リハの貴重な時間に今更音作りですか?…と…。

あとは、歪み音の、音抜けのこともあります。
もう、最初から音作り自体をやり直さなければならないくらいに使い物にならない感じで来てしまう人がいます。

ライブ当日に指摘しても、もう遅いでしょ?
だから、このサービスを事前に使って、前もってのアドバイスをさせて欲しいんですよ。

あとは、鍵盤のパッチの音量差も、結構問題アリだったりします。
パッチによってはデカイのに、パッチによっては聞こえない。
または、このパッチの時はもっと音量を上げておかないと印象的で大事なフレーズが聞こえないですよ、っていうのも、事前に伝えておきたいんです。

ただし、これらって、ライブの時にテキトーなオペレーションしかしない様なPAさんなら、全く気にもしないんでしょう(苦笑)。
音作りが下手なのも、バランスが悪いのも、全部お前らのせい、オレにはカンケーねー、ってな感じで!

でも私はかなりお節介なPAさんなので、そのバランスじゃダメだよ、その音作りじゃダメだよ、ってことできっちりアドバイスしたくなってしまうんですよ。
だから、ライブ当日じゃなくて、事前にアドバイスさせていただいて、改善を済ませてから問題のない状態でライブに臨んで欲しい、って思うんですね。

ということで、趣旨はわかっていただけたでしょうか?
利用料が安いから、みたいな感じで使っていただける方も多いかとは思うんですが、料金よりも何よりも、まず、事前に「体験→アドバイス→改善」が必要だから、ということなんです。