ライブハウスのノルマ制とは 続編

ライブハウスのノルマ問題、肯定するアテクシの立場から、論じてます。

前回は、飲食店の許可の話。
今回は、集客の実態の話です。

ということで前回の続きで、次に、店が集客するべき論について。

その勘違いは、市場のことを全くわかってないことから湧いてくるんですな。
市場、マーケットですよ。
そこにそういうお客さんがいるか、そういう需要があるか、全く理解していないから、言えちゃうんですね。

中学生に政治を語らせている様なもんです。

  

前々からブログで散々書いてますけど、日本人は音楽を聴かないんですよ。

え?聴きますけど?
って、思うでしょ?

でもね、日本人は音楽を聴きたい民族ではない、というのは結構明白なことなんです。

 

みなさん、音楽聴く、っていうけど、何聴いてます?

有名アーティストの音楽、でしょ?
音楽だったら何であってもとりあえず聴きたい、音楽が鳴っていればだいたい楽しめる、っていう状況ではないですよね?

何の話かって?

えっとね、例えば欧米人とか、沖縄の人って、上記の様な「音楽が鳴っていればだいたい楽しめる」っていう感じなんですよ。
音楽自体を、楽しみたい。

でもね、日本人て、有名アーティトの曲、メジャーで発表されている曲、以外を、聴きたいと思っていない民族なんです。

つまり、生活に音楽は、ないんですね。

誰かが論じていたらしいんですが、日本人にとっての音楽は、かしこまって聴く「ハレ」の場のものだとか…。
それが正しいかどうかはわかりませんが、生活の一部ではないことは、確かです。

 

欧米人とかって、店で演奏していると、何だかわからないけど面白そう、っていうことで店に入って来ます。
日本人でも、稀に、いますが、日本人は何だかわからないけど面白そう、っていう感覚のある人はかなり少数派です。

基本、日本人の場合は有名アーティストのチケットは2万円でも10万円でも買うけど、知らん奴のライブなんて絶対に観に行かない。

欧米人は、誰の曲か知らないし、誰が演奏しているかも知らないけど、元々生活に音楽があるので、ただただ音楽を楽しもうと、店に入ってくるのよね。

 

沖縄料理の店に行くと、沖縄人といわゆる普通の日本人との違いがわかります。

沖縄料理の店って、よく、誰だかよくわからん沖縄音楽のミュージシャンが演奏してたりするんですよ。
そうすると、沖縄人ってのは音楽が鳴ってりゃ踊る、ってんで、こっちの普通の日本人も真似て踊るんですよね。

沖縄って、音楽自体を楽しむ文化なんですよ。

 

いわゆる普通の日本人曰く、知らない奴のライブは観たくない…だそうです。
そして、知らない曲は聴いてても面白くない…。

つまり、音楽自体を楽しむ文化がないんですな。

 

うちの店がまだ、演奏のないバー営業なんかをやっていた時の話…。

 「今日何かライブあるの?」

 「あ、あるよ、今日のアーティストはオススメだよ、来て!」

 「あ〜、じゃあ演奏のない日に行くわ…」

って、この残念な感じ、わかります(笑)?
こんな感じなんですよ、日本人て。

知らん奴がライブやっていると、うるさいから行きたくないんだとさ…。
有名アーティストなら何万円でも払うけど、知らん奴の音楽は、うるさいんだと。

 

つまりね、日本には、マーケットがないんですよ。

マーケットがないのに、演奏したい人が溢れてるのね。
それが、日本の実態なの。

だから、みんなが「ライブを観たい」と思ってもいないのに、店が観客を集める、っていうのはほとんど不可能なんです。
居酒屋の呼び込みの様には、絶対にいかない。

店は観客を集められないけど、演奏したい人は、お金払ってでも演奏したいのです。
だから、ノルマがあっても成り立つんですよ。

逆に、ノルマ制にしないと、アマチュアバンドはライブをすることすらできないよねぇ。
だって、有名アーティスト以外はお客さんが集まることはないんだし、採算の合わないライブをやらなければならない理由は、店側には一切ないんだから。

 

ノルマがあって、お客さんゼロでも絶対に支払わせる、それによって店は運営費が稼げる、だからライブやってもいいですよ、ってこと。

出演者側も、自分たちの演奏レベルも存在意義もわかっていて、お金さえ払えばライブをやらせてもらえる、だから自腹を切ってライブをする、って思ってますよ。

それで、いいんですよ。
それで、需給バランスが成り立っているんです。

 

お金を払う側も納得してお金を払っているのに、何でそれにケチをつけるのかが、不思議です。

市場の原理を完全に無視なら、共産主義の国か、専制君主の国に行った方がいいですよ。
あなたの理想郷は、自由経済じゃないところにあるはずです。

 

自分の理想通りじゃないライブハウスに対して、潰れろ、とかいう人には、お前こそ失業しろ!と、言い返してやりたい(笑)。

上手く成り立っている人様の生業に対して、潰れろはないだろ。