ライブハウスがつぶれ続けると

コロナの影響で、ライブハウスとか、うちみたいなライブバーとかが、どんどん廃業してますね。
飲食業(ライブハウスの営業許可は「飲食店」です)全体がヤバイからというのももちろんあるし、あの大阪かどっかのクラスターの最初の報道ですっかり「ライブハウス=感染する場所」って決めつけられて、会社からは「ライブハウスには行かないように」なんて、間違った認識を根拠に禁止令が出たりで、業界全体が虫の息です…(涙)。

これからも、もっと多くの店が潰れていくよ、きっと。
うちだって、相当ヤバイ。

で、普通なら、ライバルが倒れてくれれば倒れてくれるほど多くのパイを得られるっていう考えが成り立つんだけど、うちの業界、特にうちのサービス内容、セッションをメインとした店、は、ライバルがいなくなることが実はとてもよくないことなのだ!!

 

どういうことか…。

 

セッションて、やる場所があるからやる人口が増えてきた、という面があります。
もちろん、最初はやる人がいるからこそその需要でやる場所が増えてきたんだけど、それが同時に、今までセッションに関わったことがなかった人たちが、そんなのがあるなら、そんなことができる場所があるなら、ってことで、新たに始めているんですね。

学生時代にバンドとかやってたけど就職したらやめた、っていう人が、バンドじゃなくて1人でも参加できるセッションていうのがあるならまた楽器演奏を復活させよう、ってことで再び楽器を手にしてきたんですよ。
結構たくさんの人たちが。

となると、やる場所がなくなればその人たちは逆に再び楽器を置いてしまうんですね。
セッションできる場がなくなれば、やめていってしまうんです。

これにより、マーケット自体が縮小してしまう。
ライバル店が減って生き残った店のパイが増えるんじゃなくて、やる人口自体が減っていってしまう。
せっかく頑張って生き残っても、パイは一向に増えないんです。

業界全体がしぼめば、雰囲気的に盛り上がらないじゃない?
セッション行こうよ、って、ならないよね。
そうしてセッションという文化自体、消滅に向かう訳ですよ。

そもそも、最近の若い人たちが、世界的に、楽器を弾かなくなっている。
それは、フェンダーが何かで発表したよね、どんどん楽器が売れなくなってきてるって。

ということは、学生時代に楽器やってて社会人になってやめたけどまた復活させる、っていう人たちは、時代とともにどんどん少なくなっているんですよ。
もう楽器もセッションも、すでに斜陽の時代なんです。

その斜陽の時代、将来に明るい展望がない業界にあって、今回の店舗減少は追い討ちとなる訳ですわ。

 

なので、ライバル店であってもなるべく生き残ってくれないと困る、っちう状況なんです。
っつーことで、あの店も、この店も、踏ん張って欲しいのだ。