貧乏音楽生活からの脱出 その3

まえかけ
貧乏音楽生活からの脱出、しばらく書いてなかったですが、その1、その2ときて、これが最終章です。
参考に貧乏音楽生活からの脱出 その1貧乏音楽生活からの脱出 その2も見て下され。

貧乏音楽生活からの脱出って書いたら、内容を読まずに店主が貧乏から脱出したいんだと思われ、「頑張れ」と激励をいただきましたが、さーせん、ワタクシ、別にそこ目指してないです(苦笑)。
もちろん店の経営が楽ではないので貧乏生活から脱出したいですけど、音楽活動しているみなさんに、こういうことなんじゃないの?って、言ってるだけ。

私もね、20代の頃は音楽活動をやってました。
箱バンに入って、ホストクラブとかそういう夜のお店で演奏などしておりましたよ。
もちろんギャラをもらってね。
でも、月に10本も仕事をもらえず、当然演奏だけでは食っていけず、バイトもしなければならなかったです。
そのうち仕事も貰えなくなって、もう食っていけないのですっぱり辞めました。
夜のお店の演奏っていうのがその時既にもう斜陽産業でして、今となってはやってる所なんてほとんどないんじゃないでしょうか?

私ね、音楽でお金稼げるなら何でもよかったんですよ。
ロックスターなんて目指してませんでした。
ただ、楽器の演奏が好きだったから、それを職業にできたらいいなぁってことで、箱バンの世界に入ったのです。
それまで自分ではロックみたいなことしかやったことなかったのに、仕事ではムード歌謡とかラテンとかジャズとか、やったことなかった様なことしかやらせてもらえませんでしたし、知らない曲を初見で譜面のオタマジャクシ追いながら演奏とか、もう凄い経験をさせていただきました。

何を言いたいかって?

つまりさ、音楽で稼げるなら、取りあえず何でもいいんじゃねーの?ってこと。
音楽に関われるなら、何でもいいから仕事としてやってみれば?
その1でも書きましたけど、自分のライブに必ずブッキングをくっつければいいんですよ。
ブッキングマネージャーっていう仕事もある訳です。
ライブハウスに専属で雇われてやっている人もいるし、自分でブッキングしてハコに持ち込んでいる人もいます。
ブッキングってかなり大変な仕事ですが、稼ぐことはできます。
それを職業とするのは大変でも、自分がライブをしたい時に必ず対バンを集めてブッキングしてハコに持ち込めばいいんですよ。
少なくとも、自分のお客さんを集めるだけの時よりも、実入りがいいですよね。
別の出演者のお客さんにも自分の演奏を聴いてもらえるし、自分のアーティストとしての宣伝も兼ねられます。
もちろん、出演バンドが集まらなければ持ち出しの可能性もありますが、リスクなんてどんな仕事だってあります。

あとは、セッションホストというのも最近は多いんじゃないでしょうか。
ライブバーなどのジャムセッションの時に、参加客のお相手をするというものです。
演奏力を要求されますから、修行にもなりますね。
開催されているお店とかイベント自体に集客力があり、自分は演奏で参加するだけでいいというホストもありますし、自分で企画して集客して稼ぐ方法もあります。
演奏で参加するだけだと交通費程度しか貰えないかったりしますから、自分でセッション参加者を集める様なことをやるといいですね。
ホストをやっていると、セッションに来てくれた人が自分がライブをやる時にも来てくれるというオマケもあります。

あとは、箱バンも、仕事としてあるっちゃぁあるんですよね。
ただし、古株のミュージシャンが引退せずにしがみついてるから、新人はなかなか仕事を回してもらえないというのが現状だったりするみたいです。
古株のベテランさんはその道何十年でかなり上手いですから、なかなか入るスキはないですよね。
そういう場合は、すでに箱バンを抱えている店じゃなくて、ポテンシャルがあるのに抱えていないハコを自分で探し出して、売り込むことですね。
激し目ロック系の某ハコで抱えられている若手ミュージシャンが、出番を回してもらえないからと店主の前の職場に問い合わせて来たことがありました。
前の職場は箱バンを抱えるのは無理だったので、受け入れることはできませんでしたけどね。

あとは、ほら、自分で店出して、そこで演奏すればいいのよ(笑)。
うちの店の近くに、元々ミュージシャンだった人が狭い店やってて、そこで毎日自分の演奏をお客さんに聴かせてます。
これだって、ミュージシャンとしての仕事と、無理すれば言えます(笑)。

ロックスターになんかならなくても、音楽で稼ぐ方法はいくらでもあるんですよ。
あれはダメこれはダメって、やること選んでる人いますけど、それじゃ一生バイト生活だぞ。
まぁ、これらの仕事をしててもそれだけで食っていくのは難しいだろうから、結局はバイトも併用しないといけないだろうけど、音楽で少しでも稼げたらいいじゃない。
その積み重ねですよ。
やっているうちに稼ぎもよくなるかも知れないし、本当にやりたいことをやるチャンスをもらえるかも知れない。
あのB’zの松本さんだって、80年代はサポートとかですよ。
決してはじめからギターヒーローとして登場した訳ではないんです。
まずは仕事として食い込む所から始めて、自分でやりたいことがやれるチャンスを伺っていたんですね。
まぁ、松本さん自身はB’zはやりたいことではない様な発言をしているらしいですがね(笑)。
でも、最終的にはカールトンと共演してグラミーですよ。
それはB’zとして活動してきたからこそです。
始めからやりたいことしかやらないとか、生意気言うもんじゃありませんね。

ってことで、少しでも貧乏から脱出していただければと思います。
以上、貧乏音楽生活からの脱出は終了です。