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アコギの人の心得

ライブに挑むにあたり、アコギの人が覚えておくべきこと。

アコギの人問題、これ、ものすごく問題です(苦笑)。
エレアコを持って来る人がいますが、とにかくバンド慣れ、機材慣れしていない人が多いんですね。
一人で家で弾き語りして楽しめるからか、どこかの店で機材を使うということに慣れていなくて、残念ながらものすごくマナーの悪い人が多いのが、このアコギ系の人たちなんです。

 

シールドは自分のものを持って来ましょう

まずアコギ系の人たちに限っては、自分のシールドを持って来ない人が圧倒的に多いです。
結線してアンプとかPAから音を出す、という発想があまりないのか、必要な機材であるはずのシールドすら持って来ない…。
他のパートの人は、普通に皆さんご自分のシールドを持ってきます。

この、シールドを持って来ないということが、問題を引き起こします。

通常はライブハウスでエレアコを使う場合は、アンプやPAにつないで音を出します。
アコギ系しかやらない様なものすごく小さいハコだと、それこそおもちゃみたいな安価なアンプやPAなので、ハコ側も「壊れてもいい」くらいな感覚でいることがほとんどです。
どう扱っても構わないと思っているから(本当はダメですよ)、そんなに問題にはならないし、ハコ側も特に何も言ってきません。

でも、ちゃんとしたライブハウスだと、アンプやPAはとても出力が上がっています。
ここに、機材の扱いがわからない人が適当なことをやると、スピーカーを飛ばしたりなど、問題を引き起こすことになるんです。

どういうことかというと、

 自分のシールドを持って来ない
       ↓
 自分の演奏が終わる
       ↓
 自分のシールドじゃないから
 PAに確認することなく
 いち早くギターからシールドを抜きたがる

ということが起きます…。
これ、スピーカーを飛ばす機材破損コースです。

自分のシールドを持って来ていれば、普通はそんなことはしないんです。
自分のじゃないから、シールドをいち早く抜きたがる。
そして、経験としてせいぜい小規模の機材のハコでしか演奏してないから、PAさんにちゃんと確認してからじゃないとシールドを抜いちゃいけないということが、全然わかってないんです。

 

シールドを抜く前にPAさんに確認を

シールドを持って来ない云々の前に、そもそもPAさんの許可なく勝手にシールドを抜いてはいけない、ということ、わかっていますか?

エレアコの信号をステージ上のダイレクトボックス経由でミキサーに送って、PAから音を鳴らす場合のことです。
PAの出力が上がっている時に、自分の演奏が終わったからと勝手にシールドを抜くと、「バチッ」となってPAに過大な負担がかかります。
運が悪ければスピーカーが飛びますし、飛ばなくても機材全体に余計な負担がかかって、その寿命を縮めることになります。

だから、絶対に勝手にシールドを抜いてはいけないんです。

なのに、アコギの人で勝手に抜く人というのが、本当に多いんですよ。

これ、やっちゃいけないって、わかりますかね?
知ってましたか?
機材を破損させるから、やらないで下さい、っていう話です。

演奏が終わった途端に、シールドを抜くという事は絶対にしないで下さい。
必ずPAさんに、抜いてもいいかの確認をしてから、抜いて下さいね。
PAさんに確認して、PAさんがミキサー側の出力を切ってから、シールドを抜いて下さい。

これ、絶対に守らなければならないことです。
ちゃんと、知っておいて下さい。

経験不足から、アコギ系の人の中には勝手に抜いていいと思っている人が、少なからずいるんですね。
そして同じ人が、何度注意しても、何回も何回も何回もこれをやるんですよ(苦笑)。
本当に困っています。

 

繰り返します

シールドは、絶対に持って来ましょうね。
そして、仮に忘れてしまったとしても、機材の扱いは慎重に行いましょう。
ギターの演奏が終わったら、PAさんに確認をとってからシールドを抜きましょう。

これは絶対に守らなくてはならないことです。

演奏終了後にいきなりシールドを抜いても大丈夫なのは、おもちゃみたいなレベルの機材の店の場合のみです(本当はダメですよ)。
普通のライブハウスの音量だと、大事故の原因になります。

繰り返します。

アコギの人は、自分のシールドを絶対に持って来て下さい。
そしてシールドを抜く時は、必ずPAさんに確認を取って下さい。

常識とマナーを守って、ライブハウスに歓迎されるミュージシャンに、なりましょう!

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