ベーシストとしての心得
ライブに挑むにあたり、ベーシストとして覚えておくべきこと。
ベーシストさんが問題を起こすことは、あまりないです…(笑)。
これまで色々なライブのPAをやってきましたが、一番お相手していて楽なのは、ベーシストさんですね。
ベーシストさんで問題になるとすれば、音色作りの部分だけ、と言っても過言ではないです。
ベーシストさんの問題は音色作りの部分だけ
これは、結構はっきりと傾向があります。
腕に自信のないベーシストさん程、低音を上げたがんるですね。
しっかりとベースラインの聞こえる様なパキッとした帯域の音を、ごまかしのために削りたがり、逆に低音ばかり上げようとします。
低音て、何を弾いてるか聞こえて来ないけど、ものすごく音圧は上がるんです。
だから、ベースラインは聞こえないのにものすごくうるさい、そして他のパートの音がかき消されて聞こえづらい、ということになります。
話は単純です。
低音を上げ過ぎない様にして下さい。
イコライジングのBASSを抑えて、MIDDLEを上げて下さい。
100Hz以下の音って、ボンボンズンズン振動は来るし音圧は上がるけど、何弾いてるかよく聞き取れないんです。
要らない帯域なんですね。
音的に大丈夫そうなら、是非削っちゃって下さい(機材の相性にもよる)。
そして、500Hz付近を上げると、ベースラインが聞こえてきます。
上手いベーシストさんは、この帯域を美味しく使っています。
そして、ごまかそうとせずにベースラインをちゃんと奏でて欲しいですね。