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バンドに民主制なんて要らない

バンドに民主制なんて、要らないです。
いや、要らないどころか、むしろ害悪なのではないだろうか!

なんて言ったら、北朝鮮に行けとか言われてしまうのかしら…(笑)?

 

バンドって、メンバーみんなの意見を聞いて、民主的にやろうとすると思うんですが、それってろくな結果を生まないことがあると思うんです。

バンドはどうあるべきかというと、中心人物の強烈な個性と魅力とエゴがあって、他のメンバーはそれを形にする役目を担えばそれでいい、と思うんですよ。
それが、アマチュアのコピバンであっても、です。

 

まぁ、例えばですけど、いいボーカルがいて、その人の魅力を引き出すことがバンドにとっては大事なんです。
その人のやりたいことをみんなで支えて実現する、みたいな裏方仕事が求められているんです。

 

方向性を定めるために

船頭多くして船山に登る、って言うでしょ。
複数の意見を聞いていたら、物事は進まないのです。
バンドは、独裁制でいいのですよ!

 

まず民主制の何が悪いかっていうと、バンドの方向性が決まらないことがある、っていうこと。

初心者のアマチュアコピバンにありがちなんですが、メンバーそれぞれのやりたい曲をそれぞれに出し合って、B’zやって、ビートルズやって、ミスチルやる、みたいな、何をやりたいかわからない選曲になるというもの。

そういうバンドは、一貫性がない。
観てる方はかなりつまらない。
だから集客もできない、みたいな。

 

例えば美味しいカレーを求めてカレー屋に入ったはずなのに、餃子も寿司もピザもやってます、みたいな店だったら、「え?」って思いますよね。

美味しいカレーなんて、期待できないですよね?
そうだとわかっていたらそんな店、あまり入りたくないですよね?

同じ様に、何をやりたいかわからない雑多な選曲のバンドなんて、普通は観たいって思わないんですよ。

 

平等に華を持たせるな

そして、さらによろしくないのが、まぁ民主制そのものではなく、平等みたいな観念によって起きる大事故です!

どんな事故かって?

それは、メインのボーカルさん以外のメンバーに華を持たせるために、ある曲ではその人に歌わせちゃう、っていう事故です(笑)。

基本、歌うのはメインのボーカルさんだけでいいんですよ、って、つくづくそう思っています。
平等に華を持たせなくていいんです。

メインボーカルじゃないその人に歌わせることで、観ているみんなをガッカリさせることがあるんですね。
これ、大事故ですよ!
歌が上手いならもちろんそれでもいいんですが、そうじゃないなら、もう絶対に歌わせちゃダメなんです!

平等って、必ずしも大事な訳ではありません。
一つの目的のためには、不平等や独裁が必要なこともあるんです。

 

ってなことを書いたら、反発を食らいました(笑)。
華を持たせるために、上手くない人に1〜2曲歌わせちゃってるんですね、その人。

もう一度書きますが、その人が歌が上手いのなら、問題はないんです。
華を持たせるためだろうが何だろうが、歌ってもらっていいんです。

ここで問題にしているのは、観に来てくれた人たちがガッカリするのを無視してまで、人に華を持たせる目的で歌わせることが、ダメだと言っているんです。
そんな平等は、要らないんです。
少なくとも観ている側にとっては。

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